【音楽的変態集団】urban electro band NU'EST
今回はNU'ESTについて。グループ・彼らの紹介は短めに挟みつつ、主に楽曲についてまとめていきます。
1.グループについて
まずは基礎情報。NU'ESTはPLEDISから2012年にデビューした5人組グループです。
挨拶の時の掛け声は、「SHOW TIME!NU'EST TIME!アニョハセヨ〜、urban electro band NU'EST イムニダ〜!」
まずこのグループ、顔とスタイルが抜群に良いです。
左から179cm、178cm、178cm、181cm、176cm。
2.メンバー
最年長はアロンで93年生まれ。(ジャニーズで言うとJUMPの山田くんや知念くんと同い年である。)
LA出身。頭が非常に良く、韓国に来る前にニューヨーク大学に合格していたとのこと。(世界ランキング35位、京大より賢い)
最年長がアメリカ国籍で兵役がなく、他の4人は95年生まれのため兵役までのリミットはまだ3年ほど残ってます。
同2012年デビューのEXOやBTOBが兵役でメンバーが欠けている中、NU'ESTは5人全員揃って7年の再契約を終え、兵役もまだ。
いかに若くでデビューさせられ苦労したか。考えるだけで辛いな。
残りの95年組たち(ジャニーズで言うとキンプリの岸くんと同い年です、、、若、、、)
JR(芸名です、本名はジョンヒョン)
ウリリーダー、メインダンサー、ラッパー
彼を見た友達は皆こう言う、「成宮くんに似てるね」(わかる)
そしてJRという芸名のせいで、日本のファンからは「国鉄」というあだ名で親しまれております。
ベクホ(漢字で書いたら白虎なんカッコよくない?)
メインボーカル、楽曲のプロデュース担当
筋肉ムキムキでクソ良い体しててこんな顔してるけどファンの間では「幼女」と言われてます。
よくJRにイジられて遊ばれてる可愛い子。
ミニョン
主に高音を担当するリードボーカル
その美しさから、ついた名は「ビジュアル皇帝」中身はただのド天然である。あと日本語ペラペラ。「つかぬことをお伺いしますが」とか言う。
レン(本名はミンギ)
NU'ESTの姫。バラエティだとテンション高すぎて500%やらかしてる。それをニヤニヤ見守る4人。みんなレンくんに夢中なのである。
3.デビューからプデュ出演まで
2012年にデビューし、発売した曲は「FACE」
見た瞬間「あ、10年前のKPOPや」と1番に思った。同年に発売され大ヒットした曲がBIGBANGの「FANTASTIC BABY」と知って納得。こんな感じの曲が求められた時代やったんやな。
そして翌2013年に発売したこの代表曲。
①HELLO (여보세요)
「もしもし、ご飯は食べた?」という歌詞から始まる激重恋愛ソング。当時高校生の彼らにこんな曲歌わせるな。
歌詞の内容は、デートの待ち合わせに行かなかったせいで、とにかくNU'ESTから頻繁に電話が掛かってきて、今何してるのか聞かれまくる。
あまりに電話がしつこいのでそれも無視してたら勝手に会いにくる。もう怖い。
結局NU'ESTたちは重すぎて振られてた。この経験があったから今の素敵な大人になったNU'ESTがあるのだろう。(全てフィクションです)
翌2014年には日本デビューを果たし、所謂イル活が増える。(最悪だよPLEDIS)
ベクホの療養期間も重なり、韓国での活動期間が少し空く。
そして2015年に出したこちらのシングル。
②I'm Bad
メロディーも歌詞も全て良い。この曲大好きです私。
歌詞の内容は彼女と喧嘩した後なのかな。なんてバカことしたんだ、今すぐ謝ろうか、追いかけて愛してるって言おうか。
特に好きなのが「僕に君みたいな女の子は勿体ないくらいなのに」と「これからは傷つけないからどうか僕のそばから離れないで」という歌詞のコンボ。
力強い発声のベクホ不在の中、ミニョンとアロンさん中心で歌ったこのタイミングだからこそ、この歌詞の切実さをうまく表現できたんだろうな。
そして先述した通り、日本活動が増え、韓国では鳴かず飛ばずの状況が続き、遂に最低なPLEDISは NU'ESTを日本に住ませたりしました。その間、小さな会場でライブをしたり、ツーショット会など、地下アイドルのような活動をさせられ、メンバーはいつ仕事を投げ出してもおかしくなかったと思います。
特にアロンさんなんて、KPOPアイドルになるためにわざわざアメリカから韓国に渡ったのに、「え?なんで俺日本で地下アイドルみたいなことしてんの?」ってなるやろ絶対。
それでもメンバーは腐らず、練習に加えて日本語の勉強も熱心に行ってくれていました。
そんな中、日本で発売したこの曲
③雨のち永遠
ライブで生歌で、歌詞を見なくてもしっかり伝わってくる日本語力。
特にミニョン。完璧な発音だけでなく、曲調と声質もしっかり合ってる。「君のこと好きだよ」「誰よりも好きだよ」「いつだって好きだよ」ありきたりな歌詞ではあるけど、アイドルの歌う王道の恋愛ソング、嬉しくないヲタクはおらんのよ。
そして、2016年。
最強の騎士3部作スタート。
④OVERCOME (여왕의 기사)
題名の直訳は、「女王の騎士」
女王を守り抜く騎士の愛を歌った曲。
この曲くらいからNU'ESTの方向性がしっかりしたのではないか。妖艶で大人の魅力が漂うしっとりした聴かせる曲という方向性。
そしてこのMV、壮大な物語のスタートです。色んな解釈や考察もされててそれを読むのも面白い。
ここでは自分なりの解釈について話します。
まず最初のシーン、荒廃した部屋でどこか寂しげなJRのカットから始まり、吹雪の中歩くミニョンのカットへ。
そして中盤、何やら鏡の中に閉じ込められている女王。
後半のシーンから推測するに、女王は騎士であるミニョンと恋に落ちてしまったのでは。それは禁断の恋で、国には呪いがかけられ冬が訪れ、女王は鏡の中に閉じ込められてしまった。
だから最初のシーン、吹雪の中でミニョンは、呪いを解くために女王を探していたんだ!!!
最後には階段を登って、ミニョンは女王のもとに辿り着く。
⑤ Love Paint(every afternoon)
前回女王とミニョンが会えたので、国に春が戻ってきた、と思うような花に囲まれたセットだが、
途中で吹雪の中、雪が積もった宝箱の描写が入る。
女王と結ばれたはずのミニョンも、テーブルの向こうには誰もいなくて、1人で寂しそうな描写。
あれ?そしてみんな幸せに暮らしましたじゃないの?
途中で一瞬見える、鍵が燃える描写。これは呪いを解く鍵を燃やした誰かがいるという暗示?
ちょっと待て、そういえば前回のOVERCOMEで、最後のミニョンと女王が出会ったシーンには距離があった。
そしてその少し前に女王がいる部屋のドアを開けたあの銀髪の後ろ姿はJRだよね?
ミニョンより先に女王を見つけたJRは、女王を独り占めしたのでは?
今回の春はJRが見せた幻想か、女王に辿り着いたと思い込んだミニョンが見た幻想なのか。
あとこの曲、MVも良いけど、何よりサビのベクホの声の気持ち良さ。あの音色をあの声量で出せる男はそうそういないと思う。何度聴いても気持ちいい!!!となるサビ。
⑥Daybreak (Minhyun&JR)
騎士3部作から一度話はそれますが、先述したラブペが収録されてるCANVASというアルバムの中の一曲。
ミニョンとJRが作詞に参加した曲であり、「ミン鉄」というケミが詰まった曲。
夜明けに片想いしてる君のことを考えすぎて眠れなくなってしまった。
「広がった絵の具の上に僕達が流れ落ちる」という歌詞、アルバムCANVASの世界観を守りつつ、2人の色が混ざり合う、白いキャンバスの上に僕たちの色を広げる、といった意味も込められてて素敵。
特に注目なのはJRさんの作ったRap詞。
「空に浮かぶ君の瞳のような月を見ながら」
ココ。ロマンチストすぎる。夜に綺麗な月が彼女の瞳に見えて、彼女のことばかり考えちゃうんだってよ。
ただ最後の「君の日記の最後の行にはいつも僕がいるんだ」ってのは重すぎた…
そんなに日記に書いてほしいねんな、そらくらい愛してほしいんやな、重えよ。
※JRの書く歌詞は基本的に激重です。
2016年に騎士シリーズの2曲を発売し、コンセプト大勝利を収めたNU'ESTですが、結果はついてこず。リリースイベントでは定員割れをするなど自身最大の低迷期でした。
それでも2017年に騎士3部作を集結させるためのカムバが来るだろうと誰もが予想していたところ、
2017年、突然の活動休止発表。
そして、怪我中のアロンを除いた4人が「produce101 season2」に出演が決まりました。
5年間プロとしてアイドル活動してきた彼らが、練習生に戻るって、並大抵の覚悟じゃ絶対に出来ない。今まで後輩やったグループにも敬語を使うことになるなんてプライドも許さないだろう。
そして何よりも怖いのが世間の目。番組内でデビュー組だからと偉そうにすればすぐに叩かれてしまう。
その上、他の練習たちからすると、既にファンがいるのにズルいじゃないかと言われる仕打ち。わかるよ、他の子たちは1回もデビュー出来てないんだもんね。2回目のデビューしようなんてズルいよね、その気持ちもすごくわかる。
内にも外にも味方はいない状況の中、出演した「produce101」というオーディション番組。
最初のインタビュー内容がとても切ない。
JR「失敗した、と言われることもあった。事務所もそう思ってるはず。」
ベクホ「前回のアルバムでは利益を出せなかった。だから事務所に次の活動がしたいと言えなかった。」
レン「もう終わりが見えた。NU'ESTの解散はそう遠くないと思った。」
そして番組出演に踏み切った。
ベクホ「誰かと争いたいと思ったことは無かった。だけど同じ事務所でIOIでデビューした友達もいた。羨ましかった。IOIみたいになりたい。
そして、SEVENTEENのようになりたい。」
この最後の1文を言わせた事務所が憎い。同じ事務所の後輩がスターに駆け上がっていく様を真近で見て相当悔しかったはず。そんな子たちにこんな言葉を言わせてしまうなんて。何度聞いてもこのセリフは心が痛む。
そんな逆風に負けず、謙虚な姿勢と確かな実力で4人は番組内で人気を着実に集め、4人とも最後の20人まで残留します。
その結果、ミニョンはデビューメンバーに選ばれ、一度NU'ESTを離れ、Wanna Oneとして1年半活動することになりました。
残りの3人は怪我が完治したアロンと4人でNU'EST W(ミニョンとの合流を待つという意味でwaitのW)として、同じく1年半活動。
このNU'EST W(略してニュブル)期ですが、神曲を連発します。
4.NU'EST W期
私はミニョンペンでワナブルなので、最近まであまりニュブルの曲を聴いてなかった。これは不覚。良曲の宝庫。
そして騎士シリーズを連想させるMV!!
このまま書こうと思ったけど、ここから騎士シリーズの考察もまだまだ続くと思うので1度切り上げてニュブル期から新たにブログ書きますね。
アンニョン!