【音楽的変態集団】urban electro band NU'EST②
前回の続きから。
【音楽的変態集団】urban electro band NU'EST - 日韓のイケメンについて考察していきたい
4.NU'EST W期
タイトル曲は全て騎士3部作の完結へ向けてのストーリーが散りばめられています。
(7)WHERE YOU AT
タイトル通り、女王の居場所を探してるようなMV。
注目すべきは、アロンが引き出しの中に見つけた鍵。前回紹介したラブペで燃やされていた鍵では?そしてそこにある白い扉は、OVER COMEで女王のいた場所へ繋がるあの扉なのでは?
でも鍵を持ってるのに扉を開けれなさそうなアロン。鍵を開けれるのはやはりミニョンだけなのかな。
そして赤い車に乗ってどこかへ向かうレンくん。そのフロントミラーにはOVERCOMEでアロンが女王から授けられてたペンダントが。
鏡の中で捕らえられた女王の前でレンくんも徐にそのペンダントを見つめてたよね。
そして車が辿り着いた先はやはり鏡。女王はまだ捕らえられたままで救えてないということがここでわかります。
ちなみにこの曲で、NU'EST Wは音楽番組で初の1位をとることができました。デビューしてから5年掛かってやっと。
メンバー自身も驚いてカムサハムニダしか言えてない、泣きすぎて歌えてない。同じ回に出てた同期のBTOBもめちゃくちゃ祝福してくれてて、苦労してたとこ見てたんだろうな。泣けるな。
(8)Dejavu
来ました、名曲。
サビのベース音と床を舐めるような足のダンスが妖艶の極み。歌詞に当ててる音もめっちゃ少ないから、歌唱力が無かったら下手なのがモロバレすると思う。そこはさすがのNU'EST、超うまい。このサビ中毒性がかなり強くてつい口ずさんでしまう。
そしてMVでは、OVERCOMEを彷彿とさせる吹雪のシーンからスタート。
羅針盤が狂ったように左に回り続けてるところや、騎士シリーズ通してずっと出てくる「水」な描写から見て、女王を救えない混沌の中もがく騎士たちの話なのかな。
そして中盤。スマホに映し出された羅針盤を操るJR。そして意味深な山羊。
山羊は悪魔の象徴らしく、これはJRが闇堕ちしたの暗示なのでは?最初からずっとJRの立ち位置には疑問に思うとこがあったのでこれは納得。このMVの中でも笑顔を見せてたのはJRだけだな。
ラブペでも出てきた水晶を見つめるレンくん。の隣には幼少期の女王が。
時計や羅針盤が左回りに回転して壊れている様子から、世界が混沌して時間が戻ってしまったとか?
最後には吹雪の中バスタブで眠る4人。
わからん…私の想像力の乏しさを恨む…
(9)Shadow
NU'EST W時代の曲ですが、2020年末に5人で披露したバージョンを貼っておきます。
始まりからずっと最高……良ハウス曲……
サビの「シャドーウ!」のベクホのハイトーンがなんとも気持ちいい……
何回でも言いますが、NU'EST×ハウス=大勝利の方程式は覚えておいてください。
(10)HELP ME
MVの冒頭で流れるモールス信号の音は「HELP ME」となっているそうで、タイトルの通り誰かに助けを求めている歌。
NU'EST Wのタイトル曲は全て騎士三部作に関連しているということから考えるに、この助けは囚われた女王からのメッセージなのでは?
このモールス信号を発端に眠っていたレン・ベクホ・アロンが目を覚ます=女王を助けるために再び動き出す。
一方JRはもともと起きてました。そしてそのモールス信号を聞くなりガラスの割れる描写やフィルムを焼く描写。
以前でJRが女王を独り占めしていたとすると、女王は僕のものになったと思ってたのに、満たされていなかった、俺じゃダメなんだという怒りと悲しみがここで現れているのでは?
途中でベクホやレンが階段を登っている描写がありますが、階段は騎士シリーズ最初のOVERCOMEでも描かれていました。
その時に階段を登って女王を見つけ出したのは、現在Wanna Oneとして活動中のミニョンでした。やはり女王を救えるのはミニョンだけなのか?
そして全体を通して「止まっていた時間が動き出す」というテーマがあるようにも思えたので、これはNU'EST完全体としての活動がもうすぐ始まる、という暗示ともとれそうです。
極め付けは最後……
4人がいる部屋に誰かが入ってきた描写で終わってるんですよ……
そんなん絶対ね……ミニョンじゃんミニョンしかありえんやん……粋だ……
5.Wanna One任期終了
ミニョンのWanna Oneとしての1年半の任期が終了し、いつNU'ESTに戻ってくるのか世間が期待しまくっていた中、
ミニョンはソロ曲を配信します。
(11)Universe
ミニョンの甘くて濡れている声と曲調がバチッとハマった名曲です
このMVの世界観ですが、恋人と別れた悲しみを受け入れられない青年が、博士の発明した過去の夢を見ることができる機械で現実逃避をする、という話。
きっとこの恋人と別れて悲しむ描写から始まるのは、「Wanna Oneのメンバーと離れ、Wanna Oneじゃなくなったという喪失感に襲われているファンミニョン」から新たな物語が始まるということなんでしょう。
そしてその恋人との過去を見れる機械にやみつきになり、博士に止められても使用をやめられなかったミニョンは、ついに副作用で前世の記憶のようなものを見ます。
それが、「女王に仕えていた騎士としての自分」
おわかりでしょうか?
それは、NU'ESTの騎士3部作をしていた時の自分、つまり、
NU'ESTとしての活動が自分の使命だということを思い出します。
そういえばMVに度々登場する水晶や階段は、騎士シリーズの重要なカギでしたね。
最後に目を覚ましたミニョンは、NU'ESTとしてのミニョンなのか、それともソロとして別の道を歩むミニョンになるのか、どちらでしょうか。
6.NU'EST完全体でカムバック
大方の予想通りミニョンはNU'ESTとしての活動を再開しました。
そして3年ぶりにNU'ESTとして発売したのが「Happily Ever After」という名盤です。
(12)BET BET
ついに!!3年の時を経て!!騎士3部作が完結いたしました!!(拍手)(号泣)
BETという曲名なだけあって、メンバーが色んな賭け事をしている描写があり、女王を救うための一世一代の大勝負ってことかな?
にしても歌詞、「このチャンスは一度しかない、君は僕を逃すと後悔してしまうかもしれない」って強気な主人公だこと…
そしてついに…ミニョンは階段を登り、女王の元へ辿り着くことが出来ました…
しかしJRさんは何やら荒れていますね、後ろで雷ゴロゴロ鳴ってるし暗いし、
JR闇堕ち説、確定しました
ミニョンが帰ってきて女王が取られてしまったからでしょうか、相当心が荒れている模様です。早く幸せになっておくれ。
最後は今まで左回り回転していた羅針盤も右回りに動くようになり、呪いが解かれて混沌していた世界が元通りになった、ということが予想できます。
そして、世界を元通りに戻したミニョンが、赤と青の通路を目の前にし、青の道を選びます。(赤を選んでたらソロとしての活動が始まったのかな)
そこには花の楽園が。きっとこれはLove Paintで見た虚構ではなく本物の楽園。そして最後に書かれていた本には「そして彼らはいつまでも幸せに暮らしました」との文字。
紆余曲折あってたくさん苦労したNU'EST、これからは花道だけ歩こうという意味と捉えると泣けてきます。
(13)Segno
Segnoとは、譜面上においてDal SegnoからSegnoの位置に戻ってくるという音楽記号です。
すなわち、NU'EST WとWanna Oneとしての活動から、NU'ESTとしての活動に戻るということ。
しかもミニョンのサビの1番印象的なパートの歌詞が「I'm turning back to you」なんですよ……
もう、エモいの一言に尽きる。
しかもエモいのは歌詞だけでなく、振付も。
過去曲の振付の一部を5人がリレーで披露するですよ❗️❗️
- ベクホ:ヨボセヨ(Hello)
- JR:OVERCOME
- アロン:Look
- ミニョン:Love Paint
- レン:Action
こんなエモさ満点の曲をタイトル曲にしないNU'EST、粋だなあ……。
(14)BASS
ベクホのメンバーへの愛が爆発した超変態サウンド
NU'ESTといえば、ベクホの強いハイトーンボイスと、ミニョンの甘い高音が強みであり、それを活かした曲が多いんですよね。
でもこの曲は、中音を担当して普段あまり取り上げられないレンとアロンが目立つための曲なんです。
アロンなんてかなり歌安定してて上手いし、パフォーマンスでは2番で満を辞して登場するレン様が神々しすぎて大好きです。
ベクホのパートがほぼサビの「BASS」ってとこで、メボの声をパーカッションのように使う曲構成もかなり好き。
ダンスもニュイには珍しく床に寝そべったり、力強い振りがあったり、かなり気合が入ってるのが伺えますね。
(15)LOVE ME
あんまニュイっぽくない曲
ベクホが大衆向けを意識したと言っているだけあり、サビの「ラブミー」連呼パートは1度聴けば耳から離れない中毒性もあります。
この曲でニュイは音楽番組で5冠をとるという好成績👑
大衆向けの曲を作ろうと思ってちゃんと万人にウケる曲を作り出すってなかなか出来ないと思うので、ベクホのセンスと世間のニーズを掴み取る感覚には脱帽です。
↓ここからの2曲は1度2020年ベストで選んでいるので手短に紹介します。
(16)Moon Dance
ミニョンとJRが作詞に参加した曲
ミニョンがラジオでララランドをイメージして書き上げたって言っている通り、その世界観がめちゃくちゃ似合う曲。
夜にドライブ聴きながら聴きたいですね…ロマンチックな曲調に5人の濡れた声がよくお似合いで……
(17)I'm in Trouble
冒頭のミュート奏法がマジでたまらん好きって話は前にしましたね、レン様の黒髪ロン毛が素敵って話も前にしましたね……
何度も言いますがR&Bという枠を超えてNU'ESTという音楽の型に完璧にハメてきている大勝利曲です。
ニュイだから出来る音楽だなあと心の底から思う曲。
ということで、2021年3月時点での発表曲でおすすめしたい点は以上です。
ニュイは4月にカムバを発表しているので、次はどのジャンルでくるのか、非常に楽しみなところです。
9年目のNU'ESTも色んな音楽ジャンルに挑戦してその変態性に磨きをかけていくことでしょう。
乞うご期待!!!!!
よぎかじ。